アムステルダム・バロック合唱団
Amsterdam Baroque Choir

1992年にトン・コープマンらによって結成されたオランダの合唱団。 メンバーは主にオランダ人のプロ声楽家を中心に構成されており、 1992年のユトレヒト古楽祭でビーバーの「晩課」「レクイエム」を 歌ってデビュー。

特定の指揮者のもとで古楽を専門に演奏する小規模合唱団を プロの声楽家たちで構成するスタイルは、 ガーディナーのモンテヴェルディ合唱団、 ヘレウェーヘのコレギウム・ヴォカーレ、 ベルニウスのシュトゥットガルト室内合唱団 などと類似している。これらの合唱団の演奏は、技術的には 申し分ないのだが、その精神性については不満を感じるときがある。 アムステルダム・バロック合唱団の演奏などはその典型と 言ってもいいだろう。

1994年の末からは、同じくコープマンの手兵である アムステルダム・バロック・オーケストラと共同で、 バッハのカンタータ全集の録音を開始した。 このプロジェクトの完結は2005年頃の予定。

(宮内)


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